2024年11月14日木曜日

UEFA EURO 2004 FINAL

こんばんは。寒くなったり暖かくなったりと目まぐるしい気候に体調管理を改めて見直そうと思う今日この頃です。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

今回は明日ドロップする当店のマーチャンダイズについてご紹介します。

フットボールを愛する人なら誰しも「この色味◯◯っぽいな。」と日常のどこかで感じることがあるでしょう。自分は部屋に並べる雑貨や普段何気なく持ち歩く小物なんかを好きなクラブを連想してついつい手に取って買ってしまうことも多々あります。

そういう自分の好きがライフスタイルに溶け込むことで日常も楽しくなるもんです。そんな思いで今回は今からちょうど20年前にポルトガルで開催されたEURO2004の決勝のカードから色を抽出してソックスを作りました。

EURO2004って「2002年の日韓W杯」や「2006年のドイツW杯」に比べても今となっては注目度が低いように感じます。

自分が人生で初めてTSUTAYAで借りたCDはこの年にリリースされたORANGE RANGEの"ロコローション"だったかな。他にはThe Mad Capsule Marketsの活休前最後のシングル"SCARY"もこの年。セカチューこと映画"世界の中心で、愛をさけぶ"が公開されたのもこの年で、この辺の年代が自分は大好きです。

なんで注目度が低いのかって考えたら答えは一つ。ダークホースのギリシャが開催国ポルトガルを破って奇跡の優勝を飾ったのが大きな要因でしょう。黄金世代とも呼ばれていたタレント揃いのポルトガルにとっては振り返りたくないような悲しい過去です。

実はこの2カ国はグループリーグの時点で同じグループに位置していました。順当に行けばポルトガルとスペインが勝ち上がると誰もが予想していましたが、初戦のポルトガルとギリシャの結果は1-2でギリシャの勝利。結果的にはポルトガルとギリシャが勝ち上がりました。ちなみにギリシャが過去にEUROに出場したのは1986年大会のみで、1勝もできずに姿を消しています。

当時のギリシャの強みは予選8試合で4失点に抑えていたことから分かる通り、強固な守備です。当時LSBだったフィサスは「我々は与えられた武器はひとつだけだった。ジダンやシモン、クリスティアーノ・ロナウドのような選手はないなかった。僕らにあるのはハードワーク、犠牲心、決断力、家族のようなスピリットだけだった。」と語っています。

そして準々決勝でジダン要するフランスに0-1で勝利。

続く準決勝で優勝候補と言われていたチェコ相手にも1-0で勝利して決勝進出を決めています。当大会得点王のバロシュやキャプテンのネドヴェド、そして後にアーセナルに移籍するエースのロシツキーでさえも歯が立ちませんでした。

GLからの再選となった決勝のポルトガル対ギリシャはスタンドの8割を占めるポルトガルサポーターで埋め尽くされたギリシャにとっては大アウェーの雰囲気。しかし後半57分のCKからの1点を守り抜いてギリシャが勝利、優勝を飾りました。

フィーゴ、クリスティアーノ・ロナウド、デコなど名だたるスター軍団が肩を並べる黄金世代を破ったギリシャは奇跡ではなく正真正銘の優勝と言えるでしょう。

そんな2000年代のフットボールで忘れてはいけないアーカイブを靴下に落とし込んでいます。当時を知る方はあの頃を振り返り、初めて知った方はこれを機に過去を掘り下げてもらえたら何よりです。

店頭は明日から。お値段は2,200円税込みです。

オンラインの販売は週明けくらいを予定しています。

では店頭でお待ちしております。