2024年11月30日土曜日

ウルリン滞在記

こんばんは。鍋が食べたくなるそんな季節。

ちょうどこの間、友人たちと鍋をしました。鍋をみんなでつつくって古き良き日本の良い文化ですよね。お互いの近況とか話し合って心も体も温まる感じやっぱり良いな。

最近は沖縄や岩手などと遠方から来られる方が多くて、「ずっと来てみたかった」っていう一言をもらえるだけで鍋食わずとも心が温まります。自分もそんな誰かの支えになる存在になれるように努めます、押忍。ブログもなんだかんだで読んでくれている方も多くてほんまに嬉しい気持ちでいっぱいです。いつもありがとうございます。

ついこの間仲良くなったお客さんが次来る時には友達連れてきてくれるのも内心めっちゃ嬉しいことです。自分は商品を買ってくれることももちろんですが、何よりわざわざ足を運んでくれることに一番喜びを感じます。なのでちょろっと話に来るくらいでも結構です。良いのがあればついでに連れて帰ってあげてください。

最近特に多いのは京都からお越しのお客さんな気がします。大阪生まれ大阪育ちの自分ですが、京都って絶妙に重い腰をあげないと行けない絶妙な距離だったりするんですよね。っていうのも知ってるので同じ関西と言えど有難い限りです。

今日来ていただいた京都のお客さんは美味しかった飲食店をGoogle Mapにピンを立てていて色々と教えてもらいました。個人的に気になったのはラーメンムギュVol.2っていうところ。名前からして絶対名店でしょ。さっそく近いうちに京都遊びに行ってきます。こういう情報めっちゃ助かります!

心温まると言えばダウンタウンがやってたリンカーンという番組の『ウルリン滞在記』というコーナーはご存知ですか?そもそもリンカーンを知らないっていう若い子も多いと思いますが、当時自分がめちゃくちゃ好きなバラエティ番組で、このコーナーは知らない世界に芸人が潜入してライフスタイルを体験するという内容。

そんなリンカーンの『ウルリン滞在記』の神回がYouTubeに上がっているのを発見しました。無断転載ですが...(小声)。たしかこのコーナーの第1回目だったかな?中川家の剛が練マザファッカーにラップを教えてもらいに行くんです。今見るとやらせのような演出が詰まりまくってますが、パニック症候群で休業していた剛の復帰最初の仕事ということもあって最後には感動している自分がいます。

最後に剛がライブでステージに上がらされてラップするシーンなんかは久しぶりに見たら鳥肌が立ちました。やらせだろうとなんだろうとエンターテイメントってこれで良いんです。

なんかそんな感じで普段絶対に交わらないだろうなっていうお客さんともサッカーという共通の趣味でお話しできることがこの仕事においてのやりがいだったりします。ウチのお客さんはどんな見た目をしてようが話してみるとめちゃくちゃ良い人ばかりで自分にとっての誇りです。本当にいつもありがとうございます。

あまり大きな声では言えませんが興味のある方はを見てみてください。当時見てたよっていう同志もまた声かけてください。

2024年11月14日木曜日

UEFA EURO 2004 FINAL

こんばんは。寒くなったり暖かくなったりと目まぐるしい気候に体調管理を改めて見直そうと思う今日この頃です。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

今回は明日ドロップする当店のマーチャンダイズについてご紹介します。

フットボールを愛する人なら誰しも「この色味◯◯っぽいな。」と日常のどこかで感じることがあるでしょう。自分は部屋に並べる雑貨や普段何気なく持ち歩く小物なんかを好きなクラブを連想してついつい手に取って買ってしまうことも多々あります。

そういう自分の好きがライフスタイルに溶け込むことで日常も楽しくなるもんです。そんな思いで今回は今からちょうど20年前にポルトガルで開催されたEURO2004の決勝のカードから色を抽出してソックスを作りました。

EURO2004って「2002年の日韓W杯」や「2006年のドイツW杯」に比べても今となっては注目度が低いように感じます。

自分が人生で初めてTSUTAYAで借りたCDはこの年にリリースされたORANGE RANGEの"ロコローション"だったかな。他にはThe Mad Capsule Marketsの活休前最後のシングル"SCARY"もこの年。セカチューこと映画"世界の中心で、愛をさけぶ"が公開されたのもこの年で、この辺の年代が自分は大好きです。

なんで注目度が低いのかって考えたら答えは一つ。ダークホースのギリシャが開催国ポルトガルを破って奇跡の優勝を飾ったのが大きな要因でしょう。黄金世代とも呼ばれていたタレント揃いのポルトガルにとっては振り返りたくないような悲しい過去です。

実はこの2カ国はグループリーグの時点で同じグループに位置していました。順当に行けばポルトガルとスペインが勝ち上がると誰もが予想していましたが、初戦のポルトガルとギリシャの結果は1-2でギリシャの勝利。結果的にはポルトガルとギリシャが勝ち上がりました。ちなみにギリシャが過去にEUROに出場したのは1986年大会のみで、1勝もできずに姿を消しています。

当時のギリシャの強みは予選8試合で4失点に抑えていたことから分かる通り、強固な守備です。当時LSBだったフィサスは「我々は与えられた武器はひとつだけだった。ジダンやシモン、クリスティアーノ・ロナウドのような選手はないなかった。僕らにあるのはハードワーク、犠牲心、決断力、家族のようなスピリットだけだった。」と語っています。

そして準々決勝でジダン要するフランスに0-1で勝利。

続く準決勝で優勝候補と言われていたチェコ相手にも1-0で勝利して決勝進出を決めています。当大会得点王のバロシュやキャプテンのネドヴェド、そして後にアーセナルに移籍するエースのロシツキーでさえも歯が立ちませんでした。

GLからの再選となった決勝のポルトガル対ギリシャはスタンドの8割を占めるポルトガルサポーターで埋め尽くされたギリシャにとっては大アウェーの雰囲気。しかし後半57分のCKからの1点を守り抜いてギリシャが勝利、優勝を飾りました。

フィーゴ、クリスティアーノ・ロナウド、デコなど名だたるスター軍団が肩を並べる黄金世代を破ったギリシャは奇跡ではなく正真正銘の優勝と言えるでしょう。

そんな2000年代のフットボールで忘れてはいけないアーカイブを靴下に落とし込んでいます。当時を知る方はあの頃を振り返り、初めて知った方はこれを機に過去を掘り下げてもらえたら何よりです。

店頭は明日から。お値段は2,200円税込みです。

オンラインの販売は週明けくらいを予定しています。

では店頭でお待ちしております。

2024年11月6日水曜日

GKとキャップ

こんばんは。今日はいつもよりもグンと気温が下がったように感じます。起床して布団から出たくなくなるそんな日々が帰ってきたことに嬉しさと悲しさが混同しています。

CLのレギュレーションも今季から変わって選手たちの疲労の色が隠せませんね。無敗優勝なんて夢の話に思えます。アーセナルもリーグ戦ではここ数試合勝利が無く、シティに関しては昨日のCLで久しぶりにボコられているのを見てさすがに驚きました。

ペップが優勝に必要な勝ち点は90以下になるだろうと語っている通り、選手の疲労や怪我の影響を考えても拮抗した優勝争いが続くでしょう。ちなみに第10節終了時点で首位のリバプールと10位ニューカッスルの差は「10」となっており、これよりも差が小さかったのは過去22シーズンでわずか2シーズンだけだそうです。

そんなぼやきはとやかく、少し前の試合で印象的だったシーンがこちら。若林源三みたくキャップを被ってゴールマウスを守るのはトッテナムのイタリア代表GKヴィカーリオ。新鮮に感じる方もいれば懐かしさに興奮を隠せない方もいるでしょう。

これは彼だけではなくブレントフォードのGKマルク・フレッケンも同様にキャップを被っていました。

かつて90年代から2000年代初頭まではよく見られた光景でしたね。ピッチに照りつける日差しから眩しさを防ぐためというのが理由の一つとして知られますが、視界をあえて狭めることで集中力が上がるという研究結果も出ているんだとか。にわかに信じがたい事実ですが、時代と逆行したルックスに自分は惹かれます。

実は現在でも競技規則としてGKのみユニフォームのベースカラーもしくは黒色のキャップを被ることが許されており、トラックスーツのロング丈のパンツを着用することもOKだそうです。

キャップに関することも最近の話だけでなく、元イングランド代表のジョー・ハートは2018年のFAカップでウェストハムのサポーターにスタンドからキャップを投げ入れてもらうという珍事件もありました。

やはり昼間の試合には重宝しそうですが、ハイボールの際に目に直射する日差しはキャップを被っていない時に比べて慣れない分、視界がホワイトアウトするので難しいんだとか。なので結論被っていない状態で目を慣らすのが一番合理的なのかもしれません。

ということでキャップを被った歴代のGKを何人かご紹介。

和製ロナウドと呼び声が高い森本貴幸がセリエAに18歳で移籍したカターニャに当時所属していたアルマンド・パンタネッリはキャリアの全試合をキャップ着用で出場していました。いかにもイタリア人といった渋い面構えと長髪にキャップが似合いすぎてますね。

そして個人的にイングランド代表の歴代GKで最も好きなデイビッド・ジェームズ。男が惚れる色気ぷんぷんなルックスで知られる彼のヘアスタイルがコーンロウだったときも好きですが、リバプールにいた頃の90's感満載のダサかっこいいGKキットにバランスを考えたシンプルなキャップの組み合わせ。やっぱりジェームズはイカしてます。

キャップ以外にもこんなサンバイザーを被っていた選手もいました。彼の名前はジョン・バリッジ。かつてサンバイザーを被って試合に出場した選手は後にも先にも彼だけです。ちなみにプレミアリーグの最年長出場記録は彼が持っており、その記録は43歳162日です。今の時代じゃなかなか考えられませんね。

そして忘れてはいけないのがGK大国のドイツで闘志溢れるプレーでファンを魅了してきた霊長類最強GKオリバー・カーンです。なんだかんだで彼のキャップ姿が一番似合ってますね。むしろキャップ無しでは少し物足りなく感じてしまうくらいです。最近ではシュッとしたスタイルのGKが多い中、ストライカーも恐れてしまうような強面でガタイも大きいく、怖いもの知らずなカーンのようなGKも出てきてほしいです。

90年代のリバイバルとして今後キャップを被ったGKが台頭してくるのか注目です。